糖尿病と網膜症 (反応点治療研究会症例集) 

血糖値やヘモグロビン(HBA1C)と眼底障害や心臓病などの合併症対策を考える:このブログは原因を根本から追求する反応点治療研究会が糖尿病、合併症をテーマに東洋医学の鍼灸治療(しんきゅう、はりきゅう)の症例を紹介します。右下のリンクも合わせてご覧下さい。

2013年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年11月

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小児まひの経験者


 小児まひの経験があるようだ。頚部の引きつけの為か肩こりと首がこると訴えている。頚部や四肢に不自由があり言葉も少し聞きにくい。診察を始めながら体の問題点を指摘していると、糖尿病であることを話してくれた。食事の管理がうまく行っていないようでHbA1c も8.6、最高血糖も280mg/dlを超える時もあるらしい。主治医の指導に従っていないように感じた。反応点は咽や肺、膵臓が顕著であり、合併症の多発部位(眼底・心臓・腎臓など)にはっきりと観察された。
 かなり厳しい口調で血糖管理と合併症について諭していると、隣のベッドに寝ていた同僚は「先生もっと厳しく言ってください」と心配している様子だった。なんとか血糖を下げたいと考え、自宅でのローラー治療をしてもらうことにした。
それから4回程、週1回の割合で通院することになった。

2回目の治療からは、咽、肺、膵臓、膀胱の反応点を中心に治療した。頸肩部と上腰部の反応点は、その都度施術した。

8回目の治療では、ちょっと朗らかな雰囲気を感じた。そして検査結果を聞くと7.8 に下がったと言う。少し生活を見直したようなので、通院は、2週間に1回に変更した。

更に3ヶ月が経過すると、膵臓反応点が小さくなっていた。「頑張っているね」と褒めると、「7.1まで来ました。」と誇らしげに報告してくれた。

考察
多くの糖尿病患者の治療をしてきたが、第3内科と鍼灸治療の掛け持ちの方が多かった。彼らは診察日を共通とする仲間意識を持っているようだが、仲間の1人が通院しなくなる、入院するなどの異変に遭遇する。血糖管理ができているにも関わらず合併症が原因で仲間を失うことは、口に表せない程の苦痛と不安を覚えるだろう。そんな思いをして頂きたく無いとの思いから、血糖の管理とは別の立場から合併症対策をする必要性を感じてきた。
この例の患者さんは相変わらず、頚部のこりを訴えるが、眼底・心臓・腎臓反応点の改善に大きな変化は見られていない。「血糖の管理も大切であるが、合併症対策はもっと大切だ」と強い口調で、「気を引き締めて頑張ろう」と励ましている。なんとか合併症を防ぎたいとの我らの思いは彼に届いているのだろうか・・・。


反応点治療研究会

西宮市 かわむら鍼灸院  河村廣定




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| かわむら鍼灸院 河村廣定 | 15:48 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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